Excelデータを1つにまとめるフリーソフト

Tradosなどの翻訳支援ソフトを有効に活用するためには、用語ベースの内容を充実させることが大事です。

私も日々、用語ベースに英日ペアのワードを登録しているのですが、これが数千ワード単位の作業であることも多く、いかに効率化させるかが悩みの種でした。

私の作業手順は次の通りです。

  1. Excelで英日ペアのデータを作成

  2. GlossaryConverterでxmlファイルに変換

  3. SDL MultiTermでxmlファイルをインポート
    ※以前は2までのステップで済んでいたのですが、Trados2017SRIにアップデートしたら、できなくなってしまいました。パッチをあてて解決した方もいらっしゃるようですが、私のTradosには通用しなかったので、この手順でやってます。


手順1では、データを1つのシートにまとめておかなくてはいけませんが、データ収集段階の効率を考えて、別シートにしている場合もあります。

すると、「平均300データずつ入っている10個以上のシートを1つにまとめる」という作業が発生します。これ、単純なコピペの繰り返しでもできますが、とにかくめんどくさい。

マクロを使う方法なども公開されてますが、これらのデータを一発でまとめてくれる便利なフリーソフトを見つけましたので、シェアしたいと思います。

Excelbooks into 1 Sheet


ダウンロードはこちら(vector)からどうぞ。

使い方


1. ダウンロードしたファイルを解凍します。
2. xlsin1.exeをクリックします。
3. すると、図のようなウィンドウが出てくるので、ここにまとめたいExcelブックをドラッグします。  1つのブックでも、2つ以上のブックでも可です。



4. 出力形式を選択して、「開始」ボタンクリック
5. 元のExcelデータと同じフォルダに「xlsin1.**」として出力されます

指定行を無視してくれるという便利機能までついてますよ。

昔からあるソフトらしいので、ご存知の方も多いかもしれませんが、同じ悩みを抱える方の参考になれば幸いです。

それではまた。

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