Tradosが起動しなくなったら試したい3つの方法

Tradosがある日突然開かなくなってしまったら、焦ってしまいますよね。

今朝Tradosを開こうとしたら、
「要求したデータファイルが見つかりませんでした」

というエラーメッセージが表示され、
「じゃ、これで」と言わんばかりに起動画面が終了してしまいました。

Tradosが開けない!!

案件進行中だったら冷や汗ものです。それでなくても困ります。

しかし、以外と簡単な方法で解決しましたので備忘録も兼ねてここに書いてみます。

フォルダ名を変更する


これはSDLCommunityに掲載されていた方法なのですが、

[su_note note_color="#fdfdef"]

1. コンピューター内の下記フォルダを探す。

C:\Users\[UserName]\AppData\Local\SDL\SDL Trados Studio\15.0.0.0


※私はTrados2017SRIを使用しているためか、「14.0.0.0」でした。


2. このフォルダ名を「15.0.0.0_old」に変更する。

[/su_note]

以上であっさり開きました。

なお、AppDataのフォルダは隠しフォルダとなっているため、あらかじめ表示させる設定に変更しておくことが重要です。

Tradosは開いたもの、名前を変更したファイルはそのままでいいの?と心配になり、上記フォルダを再びのぞいてみると、新しく「14.0.0.0」フォルダが作成されていました。

その後、起動に関しては問題なく動いています。

私は上記方法で解決しましたが、エラーの原因が違えば対処法も違ってくると思います。
そこで、解決するまでに試した他の2つの方法も挙げておきます。

削除/移動したデータを元の場所に戻す


これはTrados導入初期にやってしまったミス。
進行中のプロジェクトは、いろんなデータが紐付けされています。原文ファイル、翻訳メモリ、用語ベース、xliffファイルの中身などなど。プロジェクトを「完了」にする前に、これらのデータを削除したり、他のフォルダに移動させたりすると、Tradosは起動しなくなってしまいます。

そんな時は、そのデータを元の場所に戻せばOK。

今回は関係なかったのですが、一応昨日までの作業で使っていたデータを移動先から元に戻してみましたがダメでした。

SDL Freshstartを使う


これは以前、セバスチャンさんのブログで紹介されていたもの。(SDL社の解説記事はこちら。)
有事に備えてダウンロードしておいたのですが、やっと使う機会が来ました。

��しかし、今回は原因が別のところにあったらしく、これを試してもTradosは開きませんでした。)

まとめ


以上、Tradosが起動しなくなったら試したい3つの方法をご紹介しました。Tradosのエラーでお困りの方に、解決のヒントとなれば幸いです。

しかしかぼちゃは目下、別のエラー対応に追われております。
翻訳メモリが更新できないんです。
現在いろいろ試しているんですが、まだ解決に至っておりません。うーん、困った・・・。

【追記】

翻訳メモリが更新できない問題、解決しました。原因は、メモリを保存する場所でした。

保存先にC:\Program Files (x86)\SDL・・」を指定してしまっていたのですが、C:\Users\ユーザー名\・・・に指定し直したら、無事更新できました。

しかし、タームベースは前者のフォルダに保存していて問題なく動くのに、メモリはダメなのはなぜだろう・・・。

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