第29週
今週の勉強時間は44時間でした、週末の時間の使い方を改善し、先週より6時間増やすことができました。特許読みが中心だったので、印刷した特許を持ち歩いて子供の世話をしながら読むことができたのが良かったです。
内容
・化学 110~112 ( 原子量と分子量 物質量 結晶構造
・展示会関連のビデオ3本視聴
エキスポの準備
・人工視覚関連(眼の構造、視覚が生じる仕組みのまとめ、特許読み10本)
・再生医療関連( NHKスペシャルの「人体」シリーズ視聴4本)
・名刺発注
再生医療の導入として、NHKスペシャルのシリーズ「人体」を視聴しています。体内の組織や仕組みを高精細の画像やハイクオリティーのCGで見ることができるところはさすがNHK。娘もハマって、私より熱心に見ています
再生医療については、今の自分のステージでは、どんなものか大体わかればいいくらいのスタンスでいるので、人体シリーズを観た後は企業のサイトでもうちょっとだけ深く情報を集めるところでおしまいにしたいと思います。
今回のメインは人工視覚。まずは眼の構造を整理し、どのようにして視覚が生じているかを調べました。
我々の網膜には2種類の視細胞があり、これらが刺激されることによって視神経を通って脳に信号が送られ、ものが見えています。
視細胞のうちの1つは桿体細胞。暗い光にも反応しますが色は識別できません。この桿体細胞に含まれる視物質をロドプシンといい、オプチンとレチナールが結合したシス型の構造物です。このロドプシン、可視光線を受けるとシス型からトランス型に変化します。このロドプシンの構造変化が桿体細胞への「刺激」の正体です。もう1つの視細胞は錐体細胞です。明るい光にしか反応しませんが、色を識別できます。錐体細胞の中にはさらにL錐体、M錐体、S錐体という3種類の細胞があり、それぞれ約560nm、約530nm、約430nmの波長に反応します。つまり、赤、緑、青です。人間もテレビと同じ原理で色を識別していたのかと驚きました。
このような視細胞が網膜にびっしり配置されているのですが、病気によってこれらの視細胞が機能しなくなる場合があります。それを代替するのが人工視覚システムの電極アレイです。
患者は手術によって眼球に電極アレイを取り付けます(網膜上/下もしくは強膜-脈絡膜間)。そしてCCDカメラ、撮影データを電気刺激パルス用データに変換する外部デバイス、電源で構成されるバイザーを装着することにより、カメラの撮影データが電極アレイに送信され、電気刺激パルスが視細胞を介さずに直接視神経を興奮させて脳に刺激を送り視覚が再生される、というのが人工視覚システムです。
この人工視覚システム、まさにバイオと半導体技術のハイブリッドでした。電極アレイは眼球に取り付けるものなので、超小型化が要求されます。よって半導体製造プロセスのワードが出てくる出てくる・・・。「半導体は潰しがきく」とおっしゃっている管理人さんの言葉の意味を実感。エキスポが終わったら、化学・物理の基礎固めと平行して半導体プロセスの勉強を始めます(その前に液クロ・ガスクロのまとめを終わらせなければ・・・)。また、化学の各単元にからめて特許を読む際はできるだけ半導体がらみの特許を選択して読むことにします。
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